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◆《AI》ChatGPTで英作文の勉強 ②

 皆様こんにちは、塾長の平岩です。

 さて、人工知能『ChatGPT』で英作文の勉強ができるのか。いろいろ試してみる二回目です。
 今回は、次の文章を使ってみました。

わたし>>「私は犬が好きです。なぜなら、とても人懐っこいからです」の英訳として、「I love dog. Because,they are very friendly.」という文章は意味的、文法的に正しいか。

becauseの使い方に明らかな誤りを仕込んでおきました。
これをChatGPTはどう修正してくるでしょうか。その答えが、これです。

GPT>>「I love dog. Because, they are very friendly.」は、意味的および文法的にいくつかの修正が必要な英訳です。正しい英訳は以下のようになります。

"I love dogs because they are very friendly."

修正内容は以下の通りです。

「dog」を「dogs」に修正: 日本語の「犬」は英語では複数形の「dogs」となりますので、複数形の「dogs」を使う必要があります。

カンマの削除: 英語の文では、「Because」の後のカンマは不要ですので、削除する必要があります。

代名詞の修正: 日本語の「人懐っこい」に対応する英語の代名詞は「they」ですので、「they are」に修正する必要があります。

文末のピリオドの追加: 英語の文では、文末にピリオドを付ける必要があります。

修正後の正しい英訳は、「I love dogs because they are very friendly.」です。


まず結論を先に述べ、その解説を箇条書きに列挙した後、ふたたび結論を述べるという、模範的な説明文が出てきました。このあたりはさすがといったところでしょうか。
ただ、箇条書きにされた修正部分について、「なぜそのように修正しなければならないか」は示されていません。
例えば、『日本語の「犬」は英語では複数形の「dogs」となります』というのは、かなり乱暴な説明です。
なぜa dogではないのか、dogではだめなのか、それについては別に聞く必要があるようです。
それは他のものについても同じことが言えますね。

つまり、一旦このように修正してもらい、箇条書きにされた解説のうち、なぜそうなのかが分からないものについて追加で聞くという方法をとればよさそうです。

しかし、この説明にはよくわからないものも含まれています。
「文末のピリオドの追加」は、最初の英文にすでにピリオドがあるにもかかわらず、修正個所として提示されています。
また、「代名詞の修正」に至っては、「『人懐っこい』に対応する英語の代名詞」という言い方が意味不明です。

このあたり、質問の仕方をもう少し工夫する必要があるようですね。

ということで、今回はこれくらいに。
次回以降、文章を難しくしていくのと、正確な答えがGPTから返ってくるようにする工夫を考えてみたいと思います。

 それでは皆様、また、次回に。




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