◆《AI》ChatGPTを受験勉強に利用できるのか考えてみる。
皆様こんにちは、塾長の平岩です。
誰でも利用できる人工知能『ChatGPT』がメディアで随分と話題になっています。
みなさんも一度はその名前を聞いたことがあるでしょうか。
「便利だ」「すごい」と聞く一方で、「不正」「利用制限」といった否定的な言葉を添えられることもしばしば。
一体何ができて何が問題なんだ!?と、詳しくない方が思ってしまうのも当然だと思います。
このところ、大学での利用に関する是非が議論されているようですが、学問の場というのであれば、高等学校や中学校もその中に入るわけで、 実際、当塾でももうすでに使っている生徒様も見受けられます。
あるものを「使うな」というのは、あまり建設的ではありません。
それに、使える人と使えない人の差は今後確実にはっきりと目に見えてくるでしょう。
ならば、ということで、このコラムでは、ChatGPTをはじめとするAI(人工知能)を受験勉強に利用できるのか。 できるとすればどうやればよいのかについて書いていきたいと思います。
といっても、何か正解があるわけではありません。ですので、「どう使うとどうなるのか」を色々実験しながら、その可能性を探っていきたいと思います。
ChatGPTは誰でも無料で利用することができます。
(利用方法については様々なサイトで説明されているかと思いますので、ここでは省略します)
ただ、利用するにあたって、どうしても知っておかなければならないことがあります。
それは、『ChatGPTは嘘をつく』ということです
ChatGPTに何かしらの情報について聞いたとしても、返ってきた答えに『嘘』が含まれていることがしばしばあります。 つまり、『ChatGPTに問題の答えを作ってもらおうとしてはいけない』ということですね。
これは是非、常に頭の中に置いておいてください。その結果、ChatGPTの答えの真偽を確かめる必要があります。
たとえば、ChatGPTに二次方程式の文章題について、その解答を聞いたのですが、見事に間違えていました。
この時の原因は、『こちらの意図しているものをAIに正しく伝えられていない』ことのようでしたので、 AIに与える情報量を増やして再度聞いてみると(問題の条件をより詳しく書いてみました)、正しい答えを返してきました。
つまり、ChatGPTは「解き方を間違えた」のではなく、「問題を誤解した」わけです。
この事実は、人工知能を誰でも使える時代において、それを使いこなす能力が『言語能力』に大きく影響を受けるということを示しています。
科学隆盛の時代に、言語能力こそ人間に求められるものであるというのは、なかなかに面白いことですね。
ということで、このコラムではChatGPTを使って様々な「入試問題に関する実験」を行い、 その結果や、それらから分かった『効率の良いChatGPTの使い方』を皆様にお伝えしていきたいと思います。
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それでは皆様、また、次回に。
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