R03_0123◆《共テ》平均点上昇が意味するもの
皆様こんにちは、塾長の平岩です。
共通テストの平均点の中間発表が行われましたが、事前の予想とは違い、前年よりも少し上がるようです。
共通テスト終了時には、大手予備校が軒並み「難化」という判断をしましたが、これはどういうことなのでしょう。
Web上で情報を色々と見ていると、面白いものを発見しました。
去年のセンターと今年の共通テストで、得点率別の人数分布を比べてみると、今年は、高得点帯と低得点帯の人数の割合が下がり、平均点付近の人数の割合が上がったそうです。
また、共通テストの受験者数が前年のセンター試験に比べ減少したということです。
これが意味するところは、主に二つあると思います。
① 問題量は増加したが、問題の難易度自体はほぼ変化しなかった。
② 国公立を受験しない学生が、共通テストを受験しなかった。
その結果、入試の難易度が高かった割には、全体の平均点が去年よりも上がるという現象が起こったのでしょう。
それが理由だからでしょうか、大手予備校が発表している共通テストボーダーを見ると、かなりバラツキがあります。出願を決めるのに、高校生の皆さんは少し思案することになりそうです。
出願大学を決める際には、「難易度は去年並みである」「浪人生が減っている」という点を考慮に入れ、去年のボーダーの得点も参考にすると良いと思います。
去年と比べかなり易しくなったのが、数ⅡB、生物です。それらが課される大学では、ボーダーは去年より上がると思います。
国語、地理は少し下がったようです。数ⅠAは微増。それらを考慮すると、大半の看護系国公立大のボーダーは去年並みといったところでしょう。上がることはなさそうです。(看護系で数ⅡBを課す所が少ないため)
ボーダーについては、一社だけを見るのではなく、幾つかのデータを平均してみるのをお勧めします。
- 《共テ》全体的に難化したようです。
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